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学力アップの秘訣

「わかる」と「できる」の積み重ねから!

学力とは?

一般に学力といって思い浮かぶものは、テストの点数や偏差値ではないでしょうか?確かにテストの点数や偏差値は、ある時点での子供の学力を示す指標として、今日広く用いられています。しかし、ここでは別の視点から学力を捉え、学力を低迷させる要因、そして学力を向上させる有効な方策について考えてみたいと思います。

(1)学力を形成する4つの要素/理解・記憶・再現・思考

数学にしても英語にしても、ある程度学習すると学力面での個人差が現れてきます。飛躍的に学力が向上してよくできるようになる子、ゆっくりながら確実に学力が上昇していく子、そうはならずに学力が停滞する子、内容がよく理解できずに学力不振に陥る子など、子供によってケースは様々です。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?学力は「理解」・「記憶」・「再現」・「思考」の4つの要素によって形成されます。テストの点数、偏差値などの客観的評価、できる・できない、身についた・身につかないなどの主観的な実感は、これら4つの要素が連動し働きあって作り出された結果です。そのため、これら4要素のいずれかに問題があれば、学力の形成は阻害されることになります。

(2)理解と記憶/わかった気になるだけではダメ

停滞型や不振型の子供の話に耳を傾けてみると、どの子供も異口同音に「授業のときはわかったんだけど」と口をとがらせます。ここで問題となるのは、子供が何かを「わかる」わかり方です。学校や学校外(塾や家庭教師)で授業を受け説明を与えられると、子供たちは説明を補助としながら、わかった事柄をつなぎ合わせ、自分なりに理解を進めていきます。説明が終わると子供たちは「わかった気」になり、概して自分は理解できたと考えがちです。しかし「わかった気」になることと「わかる」ことは全く違います。そもそも「わかる」ことというのは、つぎはぎの知識が一貫した説明となって理解されるだけでなく、さらに進んでそれが記憶され蓄積されることなのです。「わかった気」になるだけで、一貫した知識が記憶の中に定着していなければ、問題に適切に対処することはできません。

(3)再現と思考/その場で自分で解けなきゃ意味がない

新しい項目を説明しそれに付随する問題を目の前で解き、その後子供たちに理解を確認すると子供たちは口々に「わかった」と答えますが、その場で全く同じ問題を解かせてみても、正しい答えにたどり着ける子供はごくわずかです。「あれ?こっからどうするんだったっけ?」、「こんな数字はさっき出てこなかったなあ」、「できたけど、こんな答えじゃなかったような気がする」など、自分一人で問題を解いてみると、子供たちの理解はあっという間に崩壊してしまいます。説明を受けた直後であっても、記憶をたどって自分一人で解法を「再現」することは、子供にとって容易なことではないのです。しかし解法が「再現」できなければ、思考力を高めていくことはできません。

(4)学力を伸ばすには?/定着するまで繰り返す

学力を形成する4要素の質を高め学力を向上させるには、「理解」した知識を「記憶」として蓄積し、それを使って解法を「再現」し、「再現」した解法を集積し「思考」へと高めていく、といった一連のプロセスが必要です。先に指摘したように子供たちのわかるわかり方は不十分で不安定です。学力を向上させていく唯一有効な方策は、説明した問題をその場で一人で解かせてみて、解けるのか解けないのかを確認し、解けなければ再度説明し、一人で解法が「再現」できるようになるまで繰り返し解き直しをさせることです。説明した問題をその場で一人で解かせてみることで、「理解」・「記憶」・「再現」を確認することができ、こうした作業を一つずつ積み重ねていくことで、思考力を高めていくことができます。これこそが学習の勘所であるといっても過言ではないでしょう。「教えて教えっぱなし」のフロー形式の授業ではこの作業が省かれてしまうため、「習ったけどできない」という状態に陥ってしまう子供が少なくないのです。

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